仕事相手を変えると、仕事が減って単価が跳ね上がった話
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フリーランスになると、「もっと仕事を取ろう」とがむしゃらになりがち。
初めは経験と実績を積むことが優先だからそれでいい。
けど、ある程度仕事が取れるようになると、視点を変える必要がある。
今回はフリーランスになって最初の「仕事を取る」の次のステップの話です。
「頑張ってる割に収入に繋がらない」と感じたことはありませんか?
その原因は、技術不足や努力不足ではなく「誰を相手に仕事をしているか」という構造の問題かもしれません。
その話をするには、僕がやっているカメラマンの仕事が非常にわかりやすい。
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スクールフォト
僕はフリーランスでカメラマンを始めた当初、保育園や幼稚園のイベントを撮影するスクールフォトからスタートしました。
選んだ理由は、保育士として働いた「経験が活かせる」、「子どもが好き」、この2点からです。
結論、撮影自体はめちゃくちゃ楽しかったです。
大体3~4時間撮影して、単価は12,000円。
一見すると時給4,000円で、「めっちゃいいやん」って思われがちなんです。
ただ、その裏側はこんな感じ↓↓
数百枚、時には1,000枚以上シャッターを切ります。
家に帰って1,000枚の写真を1枚ずつ確認して選定。
背景の隅に着替えている子どもが写っていたらNG。
鼻水が垂れていたらNG。
目つむりやブレはもちろんNG。
残った数百枚を1枚ずつレタッチ。
完成したらクラスごとにフォルダ分けをして、ようやく納品。
意外かもしれませんが、撮影よりもそのあとの仕事の方が大変だったりします。
もう一度いいます。
単価は12,000円。
裏側の作業まで見ると、見え方が変わりませんか?
正直割に合わないと感じることもありました。
理由はシンプルで、たくさんいるカメラマンのうちの一人として登録しているからです。
業者からすれば、僕が断っても他のカメラマンに連絡すれば済む話。僕である必要がない。だから値段は業者が決め、その条件を飲むしかない。
「替えが効く存在」である限り、いくら腕を上げても単価は上がりません。
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出張撮影
その後、個人で仕事を取るため七五三やお宮参りなどの出張撮影も始めました。
依頼してくれるのがお客さん本人なので、自分で価格を設定できます。
とはいえ、そこにかけられる予算には限度がある。
「特別なイベントだから良い写真を残したい」という気持ちはあっても、「5万円出そう」と思える人はそうはいません。
自分で価格を決められるようになったことは前進ですが、単価は15,000円に設定していました。
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ピアノ発表会
次にやったのは、ピアノ発表会の撮影。
依頼してくれるのは、地元の個人経営のフォトスタジオです。
スタジオのオーナーさんがピアノ教室から撮影の仕事を受けていて、その撮影を僕に依頼してくれる、という構造です。
仕事の中身は半日撮影+移動のみ。
選定&レタッチはオーナーさんがやってくれるので、僕は撮影だけに集中できます。
それで報酬は2万5千円〜3万円。
作業量は明らかに減っているのに報酬は2倍以上です。
なぜここまで変わるのか。
理由は「間に入っているのが個人店1社だけ」だからです。
ピアノ教室は習い事の中でも費用が高い部類で、比較的お金を持っています。
そのお金が、大きな業者を通さずにほぼ直接カメラマンまで届く。
間の取り分が少ない分、受け取れる報酬が大きくなります。
構造が違うだけで、受け取れる金額はここまで変わります。
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3つの仕事を比べてみると、こういう整理になります。
単価を決めているのは「技術」だけではありません。
誰がお金を出しているか
その人の財布にどれだけ余裕があるか
この2つが単価の構造を決めています。
いくら腕を上げても、構造が変わらなければ単価は上がらない。
逆に言えば、構造を変えると仕事量が減っても手取りが増えるということがある。
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フリーランスは構造を理解して動くべき
「もっと仕事を増やして稼ごう」と考えるのは自然な発想です。
でも、「替えが効く構造」の中でいくら仕事量を増やしても、消耗するだけで収入の伸びには限界があります。
大事なのは、今自分がどういう構造の中にいるかを把握することです。
クライアントは誰か
そのクライアントにどれだけ予算があるか
自分はその構造の中で替えが効く存在か
この3つを整理するだけで、次に取りに行くべき仕事が見えてきます。
仕事を増やす前に、一度立ち止まって自分の構造を見直してみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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